バレーボールのセッターのトスのコツ・上達方法を紹介していきます。
セッターってどんなポジション?と思う方はこちらの記事で紹介してるので、参考にしてください。

バレーボールのセッターの重要性
セッターはボールを触る回数が一番多く、攻撃の起点となるポジションであるためとても重要なポジションです。
セッターのトスひとつで試合の流れを大きく変えることができます。
ですが反対に、セッターのせいで試合を壊してしまうこともあります。
それほどセッターというポジションは重要なポジションです。
今回の記事ではそのセッターに焦点を当ててコツ・上達方法を紹介します。
それではいってみましょー!
トスが上達するコツ
トスには4つのポイントがあります。
- ボールから目を切る
- トスの初速を意識する
- お皿の上にボールを置くイメージ
- ダイレクトデリバリーとインダイレクトデリバリーを使い分ける
ボールから目を切る

トスを上げる前にボールから目を切り離し、周囲の状況を確認します。
ずっとボールを見たままトスを上げるとミスに繋がるからです。
その際に重要なポイントが2つあります。
-
敵のブロックを見る
-
味方みスパイカーの状態を確認する
敵のブロック
1つ目は、敵のブロックの状況を確認します。
敵のブロッカーはどこをマークしているのか。
クイックへのマークがあつかったらサイドにトスを上げればいいし、
相手のセンターがサイドに寄っていたらクイックをノーブロックで使うことができます。
このように敵のブロックの状況を知ることでスパイカーは楽に得点することができます。
味方スパイカーの状態
2つ目は、味方スパイカーの状態を確認します。
センターとサイドアタッカーどちらも確認しますが、特に見なければならないのがセンターがクイックに入っているかどうかです。
センターはレフトやライトにブロックを飛ぶためラリー中クイックに入ることが間に合わないことがあります。
センターがクイックに遅れずに入っているか確認するため、ボールから目を切り離しスパイカーの状態を確認しましょう。
また、トスを上げる前にスパイカーと目を合わせることで「お前に上げるぞ」というアイコンタクトをしスパイカーに準備させる意味もあります。
トスの初速を意識する

トスを上げる際、トスの初速を速くすることを意識します。
理由は、トスの初速を早くすることで敵のセンターブロッカーを置き去りにすることができます。
敵のセンターからすると、トスの初速が速いと目の前の視界から一瞬ボールが”ピッ”となくなるため、ブロックの反応が遅れます。
そうすることで相手ブロッカーは置き去りにされ、スパイカーは気持ちよくスパイクを打つことができます。
お皿の上にボールを置くイメージ

サイドのトスを上げる際、お皿の上にボールを置くイメージを持ちトスをあげます。
そうすることで、スパイカーが打つポイントではボールに勢いがなくなり優しいトスを上げることができます。
このときのトスのポイントととしては、トスの山の頂点を遠くにする。
つまり、スパイカーに近いところにトスの山の頂点を持っていくということです。
トスの山の頂点からボールが1、2個下がってきたところでスパイカーが打つことができるトスが理想です。
ダイレクトデリバリーとインダイレクトデリバリーを使い分ける

ダイレクトデリバリー
ダイレクトデリバリーとは、スパイカーの打つポイントへトスを一直線で持っていくことです。
サイドのトスのようにふんわり山なりのトスではなく、ボールが一直線に動く速いトスをこう呼びます。
主にクイックがダイレクトデリバリーです。
サイドの平行トスをダイレクトデリバリーすることもあります。
インダイレクトデリバリー
インダイレクトデリバリーとは、弧を描く山なりのトスのことをを言います。
ポイントの3つ目「お皿の上にボールを置くイメージ」はインダイレクトデリバリーのことです。
主にサイドアタッカーへのトスがこれにあたります。
まとめ
いかがでしたか?
今回はバレーボールのセッターのトスのコツ・上達方法について紹介致しました。
ポイントをおさらいすると、
- ボールから目を切る
- トスの初速を意識する
- お皿の上にボールを置くイメージ
- ダイレクトデリバリーとインダイレクトデリバリーを使い分ける
の4つがありました。
上手いセッターはこれらのポイントを常に意識しています。
この4つのポイントを意識して上達していきましょう。
今後も、今回の記事のようにひとつのポジションまたはひとつのプレーにフォーカスしコツ・上達方法を紹介していきます。
それではまた!