ホリエモンこと、「堀江貴文さん」が2020年6月に『ホリエモンロケット』の5度目の打ち上げが決定されました。
そこで、これまでの4度のホリエモンロケット打ち上げの動画と、打ち上げ失敗の原因について調査していこうと思います。


ホリエモンロケットとは?
ホリエモンロケットとは、堀江さんがファウンダーである『インターステラストラジズ』のロケット『MOMO』のことを指します。
インターステラストラジズは2013年1月に設立したロケット開発を目的とした民間企業で、
北海道の大樹町を拠点としています。

なぜ大樹町に設立したのか?その理由と、
ホリエモンがロケット開発事業に投資した目的についてはこちら!

【動画】ホリエモンロケット1度目の打ち上げ
なぜ打ち上げは失敗したのか?失敗原因は通信エラー
2017年7月30日、小型観測ロケット「MOMO」1号機を大樹町の発射場から打ち上げられました。
ロケットの打ち上げ自体は成功しましたが、打ち上げ約66秒後にロケットとの通信が途絶えてしまいました。
想定した落下場所出ではないところにロケットが落下する危険があるため、安全面を考慮しエンジンを緊急停止することを決断します。
到達高度は約20キロ地点での出来事でした。
北海道大樹町のベンチャー企業「インターステラテクノロジズ」(IST)は30日、小型観測ロケット「MOMO(モモ)」1号機を同町の発射場から打ち上げた。高度100キロ以上の宇宙空間到達を目指したが、打ち上げ約66秒後にロケットとの通信が途絶したため、エンジンを緊急停止した。到達高度は約20キロとみられ、宇宙には届かなかった。モモは全長約10メートル、直径約50センチ、重さ約1トンで、エタノールを使う1段式の液体燃料ロケット。打ち上げから約4分後に最高高度100キロに到達し、弾道飛行で約6分40秒後に海上に着水する計画だった。
(出典:時事通信映像センター)
【動画】ホリエモンロケット2度目の打ち上げ
なぜ打ち上げは失敗したのか?失敗原因はエンジン停止
2018年6月30日、「MOMO」2号機が打ち上げられました。
1号機は打ち上げは成功していましたが、しかし、2号機は打ち上げ直後エンジンが停止し、ロケットはそのまま落下し失敗に終わりました。
北海道大樹町のベンチャー企業「インターステラテクノロジズ」(IST)は30日午前5時半、小型観測ロケット「MOMO(モモ)」2号機を同町の発射場から打ち上げたが、直後に落下し炎上、失敗した。けが人はなかった。成功すれば、民間単独開発のロケットでは国内初の宇宙空間到達となるはずだった。
(出典:時事通信映像センター)
【動画】ホリエモンロケット3度目の打ち上げ
3度目の打ち上げは成功!実は破綻の危機だった!?
2019年5月4日、「MOMO」3号機の打ち上げが成功し、国内初の民間単独での宇宙空間、高度100キロに到達しました。
実は、この3度目の打ち上げはインターステラストラジズの存亡がかかっていました。
2度の打ち上げが失敗しており、今回の3度目も失敗したら、破綻の危機だったそうです。
今回、観測ロケットとしてはひとつの谷を越えられたし、越える方法が分かったのは大きい。イーロン・マスクのスペースXの大型ロケット「ファルコン1」は3回連続で失敗して、もう一度失敗したら破綻といわれるところまで追い込まれたけど、4回目で成功させて、死の谷を越えた。ウチは3回目で成功したって胸を張りたいところだけど、正直、ウチも今回の打ち上げに存亡がかかっていた(笑)
(出典:現代ビジネス)
打ち上げ成功の要因とは?
MOMO3号機の成功の裏側について、インターステラストラジズ代表の稲川貴大社長が述べていました。

【動画】ホリエモンロケット4度目の打ち上げ
なぜ打ち上げは失敗したのか?失敗原因はコンピューターの異常検知
2019年7月27日、「MOMO」4号機が打ち上げられました。
3号機が打ち上げ成功したあとの、4度目のホリエモンロケット打ち上げでしたが、失敗に終わりました。
原因は、コンピューターが異常を検知し、エンジンが自動で緊急停止したとあります。
十勝管内大樹町のベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)は7月27日午後4時20分ごろ、宇宙観測用の小型ロケット「MOMO(モモ)」4号機を同町浜大樹の実験場から打ち上げた。ISTによると、コンピューターが異常を検知し、エンジンが自動で緊急停止した。到達高度は13キロで、大樹沖9キロに着水したとみられる。モモ4号機は全長10メートル、直径50センチ。推進剤のエタノール、液体酸素を充填した重量は1150キロで、5月4日に高度100キロの宇宙空間に達したモモ3号機と同型。
(出典:北海道新聞 動画ニュース)
2020年6月ホリエモンロケット5度目の打ち上げへ
元々、2020年5月2日に「MOMO」5号機の打ち上げを予定していましたが、
見学者の来訪により新型コロナウイルスの感染拡大を恐れる声が町民から出ていることなどから、
大樹町の町長が打ち上げ予定の4日前に、打ち上げ延期を求めていました。
これに対し、堀江さんは「大樹町民やめます」と自身のTwitterでツイートしていました。
今日すごく嫌なことされたので大樹町民やめます
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) April 27, 2020
このツイートにより一時期炎上していましたが、
2020年6月3日、6月中に「MOMO」5号機の打ち上げが決定したことを発表していました。
ホリエモンがロケット開発事業に投資する目的とは?


